家族経営でもない限り飲食店の経営に従業員を雇うことは不可欠となりますが、
その際に問題となるのが勤怠管理です。
特にパート・アルバイトの場合通常時給計算が必要となるため、何時に出勤し何時に退勤したかを正確に把握しなければなりません。
一般的なタイムカードによる打刻の場合、
紙に打刻された勤務時間や残業時間を手計算で集計し、時給を掛け算して給与を算出する必要があり、大きな手間がかかります。
また、給与の総額や勤務時間によっては社会保険や源泉所得税の計算も加わり、さらに手間が増えることとなります。
また、社会保険料の料率等は変動することもあるため、給与計算手動で行う場合定期的に最新の情報を仕入れて計算方法をアップデートしないと間違った金額を支給してしまう可能性があります。
最初は勉強のため自分ですべてやるという方もいるかもしれませんが、会計入力と同様、省ける手間は省いた方が良いでしょう。
給与計算ソフトやアプリを利用すれば、出勤と退勤のデータから時給計算、源泉所得税の計算まで自動で行うことができ、こういった手間を省くことができます。
いかに一例を記載いたします。
〇KING OF TIME(キングオブタイム)
KING OF TIMEは多様なタイムレコーダーと打刻方法を用意しています。たとえば、
– パスワード認証(共用PCでクリック打刻)
– MYレコーダー(各自のPCでクリック打刻)
– モバイル(携帯電話、スマートフォン・位置情報)
上記3つの打刻方法では、すでに会社が持っている機器をタイムレコーダーとして使用できます。導入のコストを抑えたい場合におすすめです。
とくにモバイル打刻は、直行直帰の多い営業職や運送業にぴったりです。打刻した位置情報も記録できるので、不正防止に役立ちます。
また、クラウド会計と連携することで会計ソフトと給与の情報を共有し入力作業を簡単にすることもできます。
〇人事労務Freee
KING OF TIMEと同様クラウド上で打刻、集計をすることができます。
また、給与の情報を登録することで自動で会計Freeeに登録することができるため、
給与計算と会計入力を一体として行うことができます。

もちろん他にも給与計算・勤怠管理ソフトは数多くあります。
こういった専用の給与計算ソフトを入れることは、
単に手間を省くだけでなく、上記の料率の改定や法改正にも随時対応できるようになるため、より正確な処理が可能になります。
給与計算の経験や知識に自信がない方は、これらのソフトを利用した方が日々の事務処理が楽になるでしょう。